インプラント治療が注目されるワケ

インプラント

注目の治療「インプラント」のしくみ

前歯 奥歯 すべての歯がない場合
前歯 奥歯 すべての歯がない場合

歯を失った場合の治療法として、入れ歯は短期間で回復でき噛めるようになりますが、長期的に見ると、ばねをかけた歯が弱ってしまったり、違和感が消えなかったりなどデメリットがあります。そこで、より快適な方法として当院ではインプラント治療を行っております。

注目の治療「インプラント」のしくみ

インプラント治療とは、失った歯の部分の顎の骨に、チタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上から人工歯を装着する治療のこと。人工関節などにも使われるチタンは、骨と結合する性質を持っているため、顎の骨にインプラントがしっかり固定され、自然な噛み心地を得られます。

インプラント治療は自費治療になりますが、天然歯に近い機能と見た目を持ち、自分の歯ではないことを忘れるまでの快適さがあるなど、歯を失った人にとって多くのメリットをもたらします。

インプラント治療の歴史は40年以上、当院での実績は25年以上。インプラント治療なら、当院に安心しておまかせください。

インプラントのメリット・デメリット

注目のインプラント治療とはいえ、メリットだけでなくデメリットもあります。下記の詳細をご確認のうえで、治療を受けられることをおすすめします。

メリット デメリット
  • 単独の歯ごとの治療のため、健康な残歯への負担がない
  • 噛む力の負荷が分散され、入れ歯では難しい煎餅や餅なども食べられる
  • 入れ歯にある床などがなく、しゃべりやすい
  • 入れ歯のように口の中を大きく覆うものがなく、味覚を感じやすい
  • 天然歯に近い見た目を再現できる
  • 耐久性にすぐれている(生存率比較⇒入れ歯:5年で40~50%、ブリッジ:10年で50~70%、インプラント10年で90~95%)
  • 外科手術が必要なため、それに伴った体への負担がある
  • 治療期間が長い(インプラントと骨が結合するまで、上顎:4~6ヶ月、下顎:2~3ヶ月)
  • 顎の骨の状態、噛み合わせの状態、また全身疾患などにより対応できないケースがある
  • 自費診療のため費用がかさむ

インプラント治療の流れ

STEP1: 診査・診断と治療計画
問診、触診、口腔内模型、レントゲン診査、断層撮影などによる十分な診査診断を行い、全身疾患なども含めた現在の状態をきちんと把握したうえで、治療について詳しくご説明します。内容にご理解、同意をいただいたのち、治療計画を立てていきます。

STEP2: 術前検査と検討
手術の前に必要なデータを得るために、お口の中や顎の骨の検査などを行います。その結果をもとに、最終的な人工歯がベストの状態になるよう検討します。

STEP3: 術前清掃
治療結果を得られやすいよう、お口の中を徹底的に清潔な状態にしたうえで、手術に臨みます。

STEP4: 一次手術~フィクスチャー(インプラント本体)埋入
ステント(※)を用いて安全に、顎の骨にインプラントがしっかり固定するように埋入します。
※ステントとは、インプラントを埋め込む位置を確認するための、樹脂性の型のこと

STEP5: 治癒期間
インプラントと顎の骨が結合するのを待ちます。その期間はインプラントの種類や手術法、骨や全身の状態などにより異なりますが、おおむね下顎で2~3ヶ月、上顎で4~6ヶ月程度です。

STEP6: 二次手術~上部構造装着のための頭出し
顎に埋入したインプラントを歯肉から出します。周囲の歯肉が落ち着いたら型どりをし、人工歯を取りつけるための部品(アバットメント)を連結し一旦仮歯を装着します。
歯のない時期が長かった場合、頬や舌がその状態に慣れてしまっているため、仮歯で噛み合わせや周囲軟骨組織の形態などを調整します。

STEP7: 上部構造作製
仮歯が落ち着き、形が決定してから、最終的なクラウン部分を作製します。
※場合によっては再度型どりが必要になることがあります

STEP8: メンテナンス
3~6ヶ月に一度の定期検診に通っていただき、お口の中の状態に合ったメンテナンスを継続します。

メンテナンスが必要なワケ

インプラントは非常にすぐれた機能を持っていますが、残念ながら治療後のトラブルがまったくないワケではありません。そのトラブルの4分の1を占めるのがインプラント周囲炎で、ほかにもインプラント体や上部補てい物の破損、ねじのゆるみなども生じることがあります。

インプラント周囲炎は、歯周病のように歯肉がおかされる病気です。原因として、細菌感染とインプラントへの過剰な荷重が考えられます。インプラントは天然歯と異なり虫歯にはならないものの歯周病には注意が必要で、一旦かかってしまうと悪化しやすいという傾向があります。ですので、「かからない」ためのメンテナンスが非常に重要なのです。インプラント治療には、治療後のメンテナンスがセットであるとお考えください。

当院では定期検診において、インプラント本体や噛み合わせ、周囲の歯肉の状態などをきちんとチェックします。さらにPMTCなどによって、インプラントをできるだけ長く、良い状態で維持できるよう最善のケアをご提供してまいります。

インプラント周囲炎の発症を抑えるケアも、萩野歯科医院の予防メインテナンスへおまかせください

インプラント治療の費用について

インプラント 金額 保証期間
フィクスチャー埋入 ¥210,000 10年
アバットメント(土台立て) ¥45,000 10年
インプラント上部構造体 金額 保証期間
オールセラミック ¥120,000 10年
メタルボンド ¥90,000 10年
ハイブリットセラミック前装冠 ¥70,000 10年
ゴールドクラウン ¥60,000 10年

※価格は税込み
※保証は当院のメインテナンスを継続的に受けられている方が対象になります